2001年に財政破綻(はたん)したアルゼンチンで、政府の債務(借金)問題が再燃している。借金を返せなくなるのでは、という不安が強まって株式が売られ、国債は格下げされた。混乱が続けば、世界の主要市場にも動揺が広がるおそれがある。
再び債務問題が浮上したきっかけは、米国の最高裁判所がアルゼンチン政府に対して16日、「投資家に当時の借金を返すべきだ」という高裁判決を支持する判断を示したことだった。
2001年に財政破綻(はたん)したアルゼンチンで、政府の債務(借金)問題が再燃している。借金を返せなくなるのでは、という不安が強まって株式が売られ、国債は格下げされた。混乱が続けば、世界の主要市場にも動揺が広がるおそれがある。
再び債務問題が浮上したきっかけは、米国の最高裁判所がアルゼンチン政府に対して16日、「投資家に当時の借金を返すべきだ」という高裁判決を支持する判断を示したことだった。
18日、リオデジャネイロで行われたサッカーのW杯1次リーグ第2戦スペイン―チリ戦の試合前、チケットを持たないチリのサポーター数十人が警備員の制止を振り切り、スタジアム内に乱入した。国際サッカー連盟によると、リオデジャネイロ警察に少なくともサポーター85人が拘束されたという。
サポーターたちは報道入り口からスタジアム内にあるメディアセンターに乱入。客席を目指したが、約30分後に取り押さえられた。ブラジル地元紙エスタード・デ・サンパウロ(電子版)によると、乱入した1人は「1千レアル(約4万5千円)を支払っても良いから入場券を手に入れたかったが、できないから乱入した」と話しているという。
台湾の台北・故宮博物院の馮明珠院長は18日、東京国立博物館で24日に始まる「台北故宮博物院 神品至宝」展(朝日新聞社など主催)のため、馬英九(マーインチウ)総統夫人の周美青氏が訪日すると発表した。こうした大規模な公的行事で台湾の総統夫人が訪日するのは、1972年の日台断交後初めて。
周氏は同博物院訪問団の名誉団長として、23、24両日の開幕関連行事に出席する。同博物院の日本出展は初めてで、東京展ではこれまで海外に出たことがなかった大人気の文物「翠玉(すいぎょく)白菜」が2週間展示される。会場で「翠玉白菜」関連の商品など約100種1万点余りの記念品が販売される。馮院長は「故宮の文物により文化交流が進み、日台関係がさらに緊密になると信じている」と話した。
英国のエリザベス女王は17日午前、訪英した中国の李克強(リーコーチアン)首相とロンドン郊外のウインザー城で面会した。国家元首の女王がそうではない他国首脳と会うことは珍しい。英メディアは「謁見(えっけん)できなければ多額の投資話を含む訪問を取りやめると中国側が脅した」と報じて話題を呼んでいる。
李首相は17日にキャメロン首相と会談後、140億ポンド(約2兆4千億円)相当の貿易や対英投資で合意したと発表。女王謁見をめぐっては、英タイムズ紙などが「中国側が首相訪英の絶対条件として要求した」と報じた。外交儀礼を外れた謁見を政権が認めた背景を、英メディアは「経済活性化の鍵を握る中国との二国間関係を重視した表れ」と分析している。