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故郷や応援したい自治体などへの寄付を、現住地を問わずに受け付ける国の制度「ふるさと納税」。

 その件数が、2013年度まで3年連続で静岡県内トップだったと、磐田市が発表した。市が納税者に魅力的な「お返し」の特典を用意しているのが好評の理由とされ、そのラインアップに、7月から市のイメージキャラクター「しっぺい」の特大ぬいぐるみも加わる。「しっぺい人気で4連覇を」と、市は狙っている。

 ふるさと納税制度は、08年度に始まった。寄付額の一部は、確定申告で所得税、住民税から一定額控除される。

 市秘書政策課によると、13年度は4328件(約4500万円)の寄付が集まった。前年度は769件(約900万円)で、5倍以上の激増ぶり。今年度も勢いは止まらず、5月末時点の寄付件数は13年同時期の3倍近い1152件(約1180万円)に上る。担当者は「マスコミに(磐田市への寄付の多さが)取り上げられ、全国に口コミで周知された」ことが、人気に拍車がかかった背景とみている。

 市は、1万円以上の納税者に対し、5000円相当の特産品を贈っている。特に近年、価格が高騰している静岡産ウナギのかば焼きセットが断トツの人気。9割がウナギセットを選択し、磐田の県内王座を安泰にしている。このほか、磐田産マスクメロンや、サッカー・J2ジュビロ磐田の選手のサイン入りTシャツなども選べる。そこへ、7月以降は昨年のゆるキャラグランプリで9位に輝いた人気者・しっぺいのぬいぐるみ(全長50センチ)も加わることになった。

 担当者は「寄付は津波対策や子育てなどに充てられる。納税をきっかけに、地域の施策にも目を向けてみてほしい」と呼びかけている。

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