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ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席(大統領)は、南シナ海問題で中国と緊張が続く一方で経済面の対中依存が続いている現状について、「早急に改める必要がある」との見解を示した。

 国営ベトナム通信とのインタビュー(20日配信)で「対中貿易赤字が増え、輸出も中国市場を重視し過ぎてきた」と指摘した。主席は南シナ海での中国の石油掘削は「違法だ」と述べ、国際司法機関への提訴の可能性も改めて示唆した。だが、経済的依存が深まれば対決姿勢にも限界がある、との指摘も高まっている。

 ベトナムの対中赤字は昨年過去最高の230億ドル(約2兆3500億円)以上に達した。繊維産業は原材料の50%以上を中国からの輸入に頼るとされるほか、発電所建設など大型事業も中国の受注が増えている。主席は「中国企業は多くの契約を受注したが、(設計や工事の)質は良くないのにコストは高く、工期も守られていない」などの批判も交えて、対中依存の軽減を訴えた。

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