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米軍普天間飛行場(宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設の是非が争点となるのは必至で、移設先の埋め立てを承認した現職・仲井真弘多ひろかず氏(74)は、30日の県議会で「早い時期に態度を決めたい」と述べ、3選出馬に向けて最終調整に入ったことを明らかにした。

 仲井真氏は、県議会代表質問で知事選への対応を問われ、「多くの人々から次の選挙に向けて『頑張れ』との声援をいただいている。その趣旨を踏まえて、なるべく早い時期に与党と相談のうえ、態度を決めたい」と語った。安倍首相(自民党総裁)も30日、首相官邸で河村建夫党選挙対策委員長と会談し、「どういう方が良いのか、しっかりと検討するように」と指示した。

 知事選にはすでに、保守系ながら「反辺野古」を掲げる翁長おなが雄志たけし・那覇市長(63)が出馬の意向を固めている。保守、革新を問わず、県内に根強い反辺野古勢力の受け皿になろうとの戦略だ。

 仲井真氏の心中について、知事周辺は「反辺野古の知事が誕生すれば、道筋を付けてきた普天間問題や振興策を台無しにされるとの危機感が強く、やる気になっている」と解説する。

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